
Mindfulness
with
children
子どもたちと実践する
マインドフルネス・プラクティスです。
子どものうちに
自然とマインドフルネスの土壌が
育っていくよう
デザインされています。
禅僧ティクナットハンの
子どもとのマインドフルネス教育実践を
取り入れています。
Two Basic Mindfulness
2つの基本のマインドフルネス

子どもたちとの関わりから生まれる、子どもたちと関わる上で基本となる2つのマインドフルネスです。
Deep listening
and Loving speech
深く耳を傾け
愛を持って話す
子どもたちの語る言葉に深く耳を傾け、愛を持って話すこと。共に座り、お互いに幸せや心にある苦しいことについて語り合います。ただただ共感的に耳を傾け、理解するために深く聞きます。愛をもって語りかける言葉が、子どもたちの気持ちを前向きにさせ、時に心の在り方を大きく変えていきます。深く耳を傾け、愛を持って話すことが、子どもたちとの真のコミュニケーションの扉を開きます。
Palms together and Bow to your Buddha nature.
手のひらを合わせ
あなたの純粋な人間性を
敬意を持って深く見つめる
子どもに本来備わる純粋な人間性を深く見つめ、その開花への可能性に深く敬意を払い、心のうちで、あるいは実際に掌を合わせ頭を垂れます。子どもたちとの関係性を根底から変化させる、素晴らしい魔法です。自分自身はありのままで素晴らしい存在だったのだという自覚が芽生えていくこと、これがマインドフルネスの土台です。潜在的な意識教育では、子どもたちは、認められたように育っていくと捉えます。子どもたちの内に本来の素晴らしさを認めれば、認めたように子どもたちは伸びていきます。
Five Mindfulness Mantras
5つの魔法の言葉

子どもとの関わりの中から生まれる、子どもたちに語りかける5つのマインドフルなマントラ(魔法の言葉)です。
I am here for you.
わたしはあなたのために
今ここにいるよ
子どもたちの目の前にいるとき、私たちの心は常にどこかよそへとさまよっています。子どもたちの存在を受けとめることなく、子どもたちがするべきと考える事、してはならないと考える事、過去や未来のことへと心はさまよいます。「あなたのために今ここにいる」ということは、心のさまよいを全て手放し、子どもたちの存在を今ここで感じ取り、その子のために、わたしが今ここに存在しています、という事です。子どもの心が本当に満たされるのは、こうした瞬間です。こうした他者との真の交流から、ほんとうに豊かな情緒が育ち、情緒こそ、人間の土台であると考えます。
I know you are there and I am very happy.
あなたがいてくれて幸せだよ
ありがとう
子どもたちの存在を確かに感じ取った時、私たちの口から自然と出てくる言葉、それが、あなたがいてくれて嬉しい、幸せだよ、ありがとう、という幸せと感謝の言葉です。「ぼくは、わたしは、ただこうして生きているだけで十分な存在なんだ」と、子どもたちを真に勇気づけるものは、周囲の人間のこうした感受性です。そして勇気づけこそ、子どもたちが真に必要としているものなのです。
I know you suffer,
That's why I am here for you
苦しいんだよね
だからこそ
あなたのためにここにいるよ
苦しい時、ただただそばにいてもらい、その苦しさを理解してもらうだけで、心は安らいでいくものです。思いやりと理解をもって、ただただ子どもの傍らに存在すること、話を傾聴していくこと。そのことが、子どもたちを力強く立ち直らせていく力になります。また、こうしたコミュニケーションから、子どもたちは自分自身の心の様子を理解し、思いやりを持って接していくことを学びます。
Daring, I suffer, please help.
私は今、苦しいのです
どうか助けて下さい
もしも目の前の子どもの言動がきっかけで、私たちの心のうちに苦しみが生まれたら、どうするでしょう?その時には、子どもを責めることもなく、怒ることもなく、子どもに助けを求めます。幸せの分かち合いだけではなく、苦しみの分かち合いからもまた、素晴らしい学びが生まれていきます。心の苦しさを誠実に伝え、助けを求め、一緒に呼吸を感じてもらったり、心と向き合う時間をもらうこと。
子どもたちに適切な苦しみへの対処の仕方を実物見本で示すだけでなく、子どもたちがその時の自他の状況をより深く理解していくための助けにもなります。マインドフルネスとは、心に生まれた苦しみに対し、素直に思いやりを持って接していくことです。
This is a happy moment!
幸せは
今ここに
幸せをどこに見つける事ができるでしょうか?もしも今ここに、すでにある物事に感謝して、無数の幸せを見つける事ができるようになったのなら、子どもたちもまた幸せの達人です。健康な体があること。二本の足で大地の上を歩けること。大空が広がっていること。太陽の木漏れ日が目に届くこと。宝石のような鳥のさえずりが耳に聞こえること。大切な人と共に食事を頂けること、目の前に食事という命が届いていること。今ここに生きていることの有難さへの感受性を養い、「ありがたいねぇ」と、今ここに溢れる幸せを子どもたちと共感していきます。子どもたちの内に、今ここに幸せを見つける感受性が育っていきます。マインドフルネスとは、今ここに無数に広がる幸せに接していくことです。
Water your flower
相手のお花に水やりを

心の中にあるポジティブな要素。お互いにの相手の心の花に水やりをして、良い種を育てていきます。
Water your flower
相手のお花に水をあげる
心の土壌には、良い種も、あまり良くない種も、どちらも眠っています。そのうちの良い種がしっかりと芽吹き育っていくよう、良い種に水をやります。種は、水が与えられるたびに力強く成長していきます。相手の中の優れた側面や良い要素、感謝を伝えられる機会を見つけ、お互いに伝え合います。日常的な会話を通した実践はもちろん、グループワークとして、子どもたち同士がお互いに、相手のお花に水やりの言葉を伝え合います。